肩の後ろを攻めろ!〜ストレッチ編〜 ④
こんにちは!
だいきです!
前回は、
「肩後方」のストレッチの重要さと
具体的なストレッチ方法について
お話ししました!
今回は、まず初めに、
野球選手にとって肩後方のストレッチが
なぜ、必要なのかについて具体的に
お話ししていきます。
このなぜ必要なのかについて具体的に
知っておかないと、
めちゃくちゃなフォームで投球することになってしまい、
肩だけでなく肘にまで余計な力が入ってしまい、
秒的な速さで故障します。
しかも、治りが遅くなり、
自分の力だけではどうしようもなくなってしまい、
ボールを握れず一生投げれなくなる可能性があります。
まず1つ目に、
投球・送球動作では、ボールリリース後、
肩が遠心力によって引っ張られることで、
肩後方に負荷がかかります。
その結果、
筋肉の緊張(タイトネス)がおこり、
肩関節の内旋時の可動域が制限される要因となります。
一球一球、投げるたび、
肩後方に大きなストレスが生じるということは、
オーバーユース(投げすぎ)・投球フォーム不良に限らず、
何もしなければすべての選手に肩後方の柔軟性が
低下する可能性があるということです。
2つ目に、
肩甲骨の運動異常が生じます。
投球・送球時に、肩の土台となっている肩甲骨は
「上方回旋、後傾、外旋」と3軸に動きます。
しかし、
肩後方のタイトネスにより肩関節内旋可動域が制限されると、
投球時に肩甲骨の前傾が増加し、
肩甲骨の運動異常・位置異常の要因となります。
近年、肩甲骨の運動異常・位置異常は、
肩関節の運動機能を悪化させる要因として
注目されており、野球肩をはじめとした投球障害や
投球フォーム不良につながる可能性があります。
投球障害、投球フォーム不良を未然に防ぐためには、
毎日、肩後方のストレッチを行い、
筋肉の緊張を取り除いていくことが重要なのです。
今回も前回の続きで、
ストレッチ方法について紹介していきます!
今回ご紹介するのは、
クロスボディストレッチです。
まず腕を90度に挙上するやり方です。
①投球側を下にして腕を肩まで上げた状態で横に寝ます。
※頭が落ちないように必ず枕などで支えてください。
②もう一方の手で、投球側の曲げた肘を外側から持ちます。
③その状態で、垂直に引っ張り肩甲骨を伸ばします。
※腕が顎下に付くように伸ばしてください。
次に腕を100度挙上するやり方です。
①投球側を下にして腕を肩まで上げた状態で横に寝ます。
※頭が落ちないように必ず枕などで支えてください。
②もう一方の手で、投球側の曲げた肘を外側から持ちます。
③その状態で、斜め上に引っ張り肩甲骨を伸ばします。
※腕が鼻に付くように伸ばしてください。
各ストレッチの共通点として、
枕は絶対に用意する事と
身体が背中側に倒れないように
注意してください!
セット数として、
毎日、お風呂上がりなどに30秒3セット以上。
ただし、練習前は避けて、練習後に行ってください。
今回はここまでです!
ありがとうございました!