肩の後ろを攻めろ!〜ストレッチ編〜 ③
こんにちは!
だいきです!
前回の記事では、
「肩甲骨」へのストレッチが
野球肩治療において重要であると
お話ししました。
肩甲骨の正しい動かし方や、
投球動作において
いかに大切な部位であるか
わかったと思います。
そして今回、ご紹介する野球肩にとって、
大切な部位は、「肩後方」です。
なぜ、野球選手にとって、
肩後方のストレッチが必要になってくるのか?
それには、いくつか理由があります。
そして、この肩後方を柔らかくすることによって、
まず、前回のストレッチでも紹介した、
肩甲骨の動きが良くなります。
そう、お気づきになられた方もいるかとおもいますが、
肩甲骨に全て繋がっているのです。
肩後方を柔らかくすることで、
まず、ピッチャーにおいては、
球速の大幅アップ・スタミナアップ
が期待できます。
バッターは、
今ままででは考えられないくらい
打率がアップします。
肩関節に対するストレッチの方法は、
内旋方向への【スリーパーストレッチ】と
水平内転方向への【クロスボディストレッチ】が
良いとされています。
スリーパーストレッチは棘下筋に、
クロスボディストレッチは小円筋と三角筋後部に
ストレッチ効果が得られやすいです。
早速、トレーニング方法をご紹介していきます。
用意するものは枕のみです。
まずは、スリーパーストレッチから。
①投球側の肩(ストレッチする側)を下にして
まっすぐ横向きに寝て、
腕を肩の高さに合わせて伸ばします。
頭が落ちないように必ず枕などで支えてください。
②肘を90度に曲げ、前腕を立たせます。
③ゆっくり内側に倒していきます。
④内側に行かなくなったところで、
もう一方の手を乗せゆっくりと床に倒していきます。
倒せる限界の位置で30秒キープします。
強く押す必要はありません。無理のない範囲で実施してください。
上からの図はこんな感じです。
肩の後ろや肩甲骨付近にジワっと痛みが出たら伸びている証拠です。
肩の前に痛みが出る場合、腕を下に下げて、ストレッチを行ってください。
それでも痛みが出るようなら、すぐに中止してください。
以上が今回ご紹介するスリーパーストレッチになります。
ここで柔軟性の評価基準として、
柔らかい:手のひらが床につく
普通 :指先がつく
硬い :指先がつかない
指先がつかない選手は、危険信号です!
今回はここまでです!
ありがとうございました!