ストレッチが肩関節の可動域を狭めている!? 〜野球肩の対策〜
こんにちは!
だいきです!
今回は、
野球肩に関する
間違った対策
についてお話していきたいと思います!
野球肩は野球選手として
選手生命を大きく左右してしまう
故障の代表です。
投手であれば特に、
「肩」や「肘」に対しては
神経質になってしまうものです。
そんな時に、
「野球肩」への対策として、
一番に考え付くものはストレッチ
でしょう。
しかし、
✔︎そのストレッチが
逆に肩関節の可動域を低下させている。
としたら、あなたはどうしますか?
ここでストレッチが
身体にもたらす効果
についてお話します。
「肩関節」の「ストレッチ」
といってもいくつもありますが、
野球選手が自身で行える
「ストレッチ」となると限られてきます。
「ストレッチ」には
✔︎「静的ストレッチ」と
✔︎「動的ストレッチ」があります。
✔︎「静的ストレッチ」は、
筋肉を引き伸ばせば延ばすほど、
時間が長ければ長いほど、
伸ばすことができます。
伸びるということは「関節」の可動範囲を広げることになります。
しかし、このストレッチ形態は、
筋力の低下を招きます。
イメージしてみてください。
「輪ゴム」を伸ばせば延ばすほど、
時間が長ければ長いほど、「輪ゴム」
は伸びていきます。
その時に、そのゴムに縮む力は
残っているでしょうか。
ありませんよね。
「輪ゴム」と「筋肉」がまったく同じ
ではないので、イコールではありませんが
「筋紡錘(きんぼうすい)」と呼ばれる
筋肉の伸びを検知するセンサーの働きで、
「筋肉」が伸びきった状態で
戻りにくい状態になります。
「筋肉」は伸び縮みすることで
エネルギーを作っているので、
その縮む作用を低下させる
ことになります。
反対に反動などをつけて行う
✔︎「動的ストレッチ」は
反動をつけているので、引き伸ばした後に、
加速しながら戻るので、縮みやすい筋肉を
つくることができます。
しかし、
「動的ストレッチ」では力は
発生させやすい状態をつくることが
できますが、「関節」の可動域を
狭めてしまいます。
ここでも「筋紡錘」の作用により、
「関節」の可動域を狭めてしまっています。
野球選手に必要なウォーミングアップ
について考えるべき時、
上記のことから分かることは、
✔︎「ストレッチ」は「筋力」が増し可動範囲が狭くなる。
✔︎「筋力」が低下し可動範囲が広くなる。
のいづれかになることになります。
これは、スポーツ選手が求める
ウォーミングアップの目的を
果たしていると言えるでしょうか。
本来の目的を考えれば、
可動範囲も広がり、
筋力も上がる状態を作る
必要があるはずです。
しかし、「ストレッチ」では
2つを同時に実現することはできません。
「ストレッチ」の方法にもよりますが、
ストレッチという方法を見直すタイミングに
きていると思います。
野球選手が「肩」を故障してしまっては
元も子もありません。
できる限り、違和感や故障することがなく、
長い間投げ続けることができることが
本当の目的だと思います。
「ストレッチ」を始めとして、
野球界で行われてることを検証し直す必要があります。
ではどのような「ウォーミングアップ」を
すればいいのかということについては
次回お話します!
今回はここまでです!
ありがとうございました!